Yamanashi / Japan

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県内観光地

山梨の湧水〜道の駅はくしゅうと大滝湧水〜

山梨の湧水〜道の駅はくしゅうと大滝湧水〜

道の駅はくしゅうの水飲み場

せっかく山梨に住んでいるのだから、湧水でコーヒーを淹れてみようと、北杜市の道の駅「はくしゅう」に行ってきました。

「道の駅はくしゅう」は白州の里のどまんなか、雄大な甲斐駒ヶ岳の登山口へ続く絶好のロケーションにあります。

毎日、周辺の大自然から届く新鮮な旬のおいしいがいっぱい。お買い物と白州の名水にふれながらゆったり休憩もできます。ここに来れば白州のことがいちどに分かる、そんな道の駅です。

北杜の旅の玄関口として、思い出づくりにぜひお立ち寄りください。

出典 : 道の駅はくしゅう

はくしゅうには、新鮮野菜など食材が並ぶファーマーズマーケットや、名物料理が味わえる食堂、また、売店の手前に、誰でも自由に名水を汲める水飲み場があります。

この水は、そのまま飲料水としても飲める水で、若干の塩素消毒が施されています。地元の人に愛される天然名水の水汲み場で、水汲み場自体は24時間いつでも無料です。

売店では、空のペットボトルやポリタンクも販売しており、観光客などは入れ物だけ購入し、水飲み場で水を汲んでいくことができます。駐車場は、普通車85台、大型バス、4台、障がい者用2台となっています。

東京に緊急事態宣言が出たこともあり、道の駅はくしゅうも、この時期の休日としては珍しいくらい空いており、水を汲みにくる人もあまりいませんでした。

水汲み場の三つのパイプからは、水が絶え間なく流れ出ています。24時間、365日ずっと流れっぱなしで、文字通り、湯水のように沸いている、南アルプスの天然水です。

手で掬ってそのまま飲もうかと思いましたが、この頃は歳をとったせいか、生水はなんとなく体が受け付けません。水を飲むときは、たいてい沸かしざまし。昔、よく母が沸かしざましを飲んでいたなと、ゴクゴク平気で水道水を飲んでいた当時の自分を思い出し、懐かしいやら、寂しいやら。

飲むのは帰ってからにしようと、10リットルの水用ポリタンクにいっぱい汲んで、家に帰りました。

家に着くと、早速お湯を沸かし、まずは白湯をひとくち飲んでみました。それほど舌がこえているわけではありませんが、まろやかな口当たりで、気のせいか、ほんのり甘ささえ感じます。

次に、豆を挽き、ゆっくりとコーヒーを淹れてみました。すっきりとした飲み口。それから、日本茶やご飯、味噌汁など、口に入る水は全てはくしゅうで汲んできた水を使うことにしました。

大人二人の生活で、10リットルの水は、一週間であっという間になくなってしまいました。幸いなことに、「天然の水がめ」と言われる甲府盆地には、車でそう遠くないところに湧水が結構湧き出ています。

これからも、口に入る水は、なるべく湧水を汲んでこようかと、白州の水で沸かしたお茶を飲みながら思いました。

道の駅はくしゅう入り口

道の駅はくしゅう

水汲み場

飲料水検査済み

豊富な水

大滝湧水の公園と釣り堀

一週間ほどで道の駅はくしゅうの湧水の水がなくなったので、再び水を汲みに行くことにしました。

今度は、北杜市の大滝湧水。北杜市には三分の一湧水をはじめ、数カ所の湧水がありますが、そのなかでも評判のよい大滝湧水に行ってみることにしました。

この湧水は、小淵沢駅の手前で、釣り堀もあり、大滝公園として整備されています。

連休ということもあり、何組かの家族連れが釣りを楽しんでいました。釣堀の隣に、大滝神社があり、その境内の脇、大きな杉の木の根元に清水がこんこんと湧き出る泉があります。

泉はかなりの水量のようで、水が勢いよく流れ出し、木の樋から滝のようにザーザーと音を立てて小川を作っています。この清水を使ってニジマスやヤマメの養殖をして、隣の釣堀に放っているようです。

大滝湧水つり堀は「八ヶ岳南麓高原湧水群」として名水百選に認定された湧水を使用した釣り堀です。竿のレンタル可。(営業 :4月〜10月 定休日 : 火曜日)  *最新の情報はご自身でご確認の上、ご利用をお願いします。

出典 : 大滝湧水つり堀

流れ出した水は、下のわさび田にも注ぎ込まれていました。ここは、全く手を加えていない自然の湧水そのまま。見るからに澄んだ清水で冷たそうです。

泉のなかの苔むした小岩の上に、小さな柄杓がぽつんと置いてあり、古い木の立て札に、「神の恵みに感謝し、水を大切にしましょう」と書いてあります。

私たちの前に、誰もいなかったので、早速ポリタンクを持って行き、柄杓で少しずつ汲みました。泉の裏手が山になっていて、大きな杉の木々があり、小さな祠がいくつもあります。地元の人が自然の恵みに感謝し、代々泉を守り、大切にしてきた証なのでしょう。地元の人に感謝し、手を合わせてお相伴に預からせていただかなくては、と思わず襟を正します。

下のわさび田は、黒いネットで囲いがしてあり、「栽培しているワサビ田です」という立て札がありました。湧水があまりに清新なので天然のわさびと勘違いし、採取してしまう人がいるのかもしれません。いずれにしても、わさび田があるということは、水が本当に綺麗な証拠でしょう。


家に帰ってから、湧水の水を沸かして飲んでみました。まろみがあり、とても美味しい。夕飯は、この大滝湧水でご飯を炊いてみました。あまりにほんわか、ふっくら炊き上がり、夫婦とも、久しぶりにおかわりをしました。

大滝湧水公園

公園

釣堀

森に囲まれた大滝神社

樋から流れ出る水

湧水

わさび田

裏山の杉と祠

以上、「道の駅はくしゅう」と「大滝湧水」の感想でした。

ABOUT ME
なえ
山梨生まれ山梨育ちのおばちゃん(おばあちゃん)。セカンドライフ。地元山梨の色々な場所を巡りながら、美術館の感想やおすすめの情報、雑学などをブログに書いていきたいと思います。