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山梨雑学あれこれ

東京タワーと東京スカイツリーの設計者

東京タワーと東京スカイツリー

東京タワーは、東京都港区芝公園内にある総合電波塔で、1958(昭和33)年に開業してから、60年にわたり東京の観光名所の一つとして愛され続けてきました。

一方の東京スカイツリーは、2012(平成24)年、新たな電波塔として東京都墨田区押上に開業し、商業施設「東京ソラマチ」とともに、新しい東京の顔として世界中からの観光客で賑わっています。

今回は、東京タワーと東京スカイツリー、この新旧の東京のランドマークについて、山梨県に関連する、ある共通点について紹介したいと思います。

二つのタワーの共通点。

それは、東京タワーと東京スカイツリーの設計者は、どちらも山梨県出身の建築士が設計者なのです。

東京タワーの設計者、内藤多仲

東京タワーは、正式名称を「日本電波塔」といいます。

ご存知の通り、高さは333メートル。開業当時、パリのエッフェル塔をしのぎ、世界一を誇りました。

写真 : 東京タワー|Wikipedia

この東京タワーの設計者は、内藤多仲(ないとうたちゅう)という建築士です。

内藤多仲は、1886(明治19)年、現在の山梨県南アルプス市に生まれ、旧制甲府中学(現・山梨県立甲府第一高校)を経て、東京帝国大学(現・東京大学)を卒業。

その後、建築学者として早稲田大学で教鞭をとったり数々の建築物の設計に携わりました。

特に、独自の耐震構造理論を考案し、その理論をもとに建てられた建物が、関東大震災にも耐えられたことで、「耐震構造の父」と呼ばれています。

また、内藤多仲は「塔博士」ともいわれたほど、有名な塔をいくつも手がけました。

たとえば、内藤多仲の設計した塔で有名なものは、「タワー6兄弟」と呼ばれた、「名古屋テレビ塔」「通天閣(二代目)」「別府タワー」「さっぽろテレビ塔」「東京タワー」「博多ポートタワー」です。

また戦前には戦艦大和の鉄塔の設計もしたというのは興味深い話です。

さて、内藤多仲が設計した塔のなかでも、やはり昭和33年にできた「東京タワー」は、同時期に生まれ育った自分にとっても、あのまばゆいばかりの朱色と白のすっとした姿とともに憧れの存在でした。

今は甲府から特急で一時間半ほどで東京に行けますが、当時は、まだ特急列車も走っていなかったので、甲府から東京に行くには直角シートの列車で3時間近くかかった記憶があります。

皆、東京に行ったという証に東京タワーを訪れました。タワーのミニュチアのお土産を友達に渡すのはちょっとした自慢でもあり、田舎の人にとっては憧れの大都会の象徴だったのだと思います。

もうずいぶん前になりますが、私が家族旅行で初めて東京タワーに行ったときに、今は亡き父が、「この塔は山梨県の人が、設計しただよ!」と声高に話していたのが懐かしく思い出されます。

こうした郷愁あふれる東京タワーは、東京スカイツリーが誕生してからも、いまだに根強い人気があるようで、来場者数もほとんど変わらないそうです。

特に夜のライトアップが美しく、様々な色で東京の夜を彩っています。



東京スカイツリーの設計者、土屋哲夫

新しいランドマークである東京スカイツリーは、2012(平成24)年に完成しました。

こちらは記憶に新しいと思いますが、高さ634メートル、世界一の電波塔として新しい東京の新名所になりました。

すっと空に伸び、青みがかった白、シックで洗練された色調が特徴です。

写真 : 東京スカイツリー|Wikipedia

この東京スカイツリーの設計者のひとりが、土屋哲夫という建築士です。

土屋哲夫氏は、1970(昭和45)年、山梨県甲州市の生まれで、駿台甲府高校から東京大学を卒業後、東大大学院、エール大学大学院を修了し、日建設計に就職しました。

土屋哲夫さんは、東京スカイツリーの他に、YKK80ビル、押上駅前自転車駐車場などの環境に配慮した建築物を手掛け、環境設備デザイン賞、日本建築家協会賞など多数の賞を受賞されています。

60年前の東京タワーと比較し、山梨県民にとって東京スカイツリーがあれほどのステータスになっているのかはわかりませんが、近い将来、我が家の息子が、子どもを連れて東京スカイツリーに登った時、高揚感をもって「これはね、山梨県の人が設計したんだよ」と言ってほしいなあと思います。

ちなみに、この東京スカイツリーの親会社は東武鉄道で、東武鉄道の創設者は、やはり山梨県出身の根津嘉一郎(ねづかいちろう)です。

一山梨県民としては、やっぱりこういうのはとても誇りに思いますね。以上、東京タワーと東京スカイツリーの設計者にまつわる共通点でした。

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なえ
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山梨生まれ山梨育ちのおばちゃん(おばあちゃん)。セカンドライフ。地元山梨の色々な場所を巡りながら感想やおすすめ情報などを書いていきたいと思います。巡るのはまず美術館、それから酒蔵やダムなども考え中です。