一人暮らしにもおすすめの無印良品の家電3点セット
進学や就職、結婚や引っ越しによる新生活のために、家電や家具などの準備をされている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
家電と言えば、ヤマダ電機やコジマなど家電量販店で購入するのが一般的だと思います。
我が家でも、これまで家電は家電量販店で購入してきたのですが、2019年に、仕事で夫が東京暮らしをすることが決まり、夫婦二人(主に夫が東京暮らしで、私は実家との二地域居住)の東京での新生活をスタートする際、ベッドなど家具と一緒に、せっかくだからと、無印良品で家電製品も買い揃えることにしました。
無印良品は、食材や衣服、生活雑貨などが有名ですが、実は、家電製品の品揃えも充実し、無印良品らしいシンプルなデザインで、冷蔵庫や炊飯器、電子レンジ、ジューサーミキサーなど、生活に寄り添った家電製品が販売されています。
新生活を送ることになった数年前の購入時には、無印良品で「新生活応援セット」として、家具、家電の色々な組み合わせをセットで販売しており、その「新生活応援セット」のうち、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機の「家電3点セット」を買うことにしました。
商品は、家電セット限定商品(洗濯機は単品でも購入可)で、3点の価格が59900円(税込)とお得でした。
複雑な多機能は使いこなせないことも多く、無印良品の家電のシンプルな機能は、老夫婦の二人暮らしにも十分で、部屋に馴染む簡素なデザインも含め、心地よく東京生活を送ることができ、とても満足です。
無印の家電は、一人暮らしの学生さんや社会人向け、新婚世帯の方々にも十分おすすめできる製品だと思います。
以下、実際に使ってみた体験談を踏まえ、無印良品の冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機の家電3点セットに加え、単品で購入したオーブントースターと電気ケトルの計5点の無印の家電製品に関する、メリット・デメリット含めた、それぞれの簡単な感想・レビューを紹介したいと思います。
*価格とサイズ規格は2019年春のもの。写真は購入してまもなく撮影したものを使っています。
冷蔵庫
無印良品の冷蔵庫
詳細
容量 : 冷蔵庫 96L 冷凍室 44L 計137L
サイズ : 幅47.6×奥行き55.7×高さ120.4cm
型番 : AMJ-14D
良かった点・メリット
無印良品の冷蔵庫は、サイズが複数ありますが、このとき購入したのは、2ドアの小型の冷蔵庫「AMJ-14D」です。
幅や奥行き、高さもそれほどでもなく、スペースは取りません。小型と言っても、一人暮らしはもちろん、老夫婦の二人暮らしでも十分の内容量で、冷凍室も広いので助かります。
冷凍室44L
冷凍室は、炊飯ジャーで炊いたご飯を保存容器に小分けして入れておいたり、一度に食べきれない食パンを冷凍したりといった場面で主に使用し、他にも、節約で調理したものを冷凍するために、レンジ対応できる保存容器も何点か購入しました。
製氷室はありませんが、製氷皿は付き、自動ではないので手間はかかるものの、夏以外はほとんど使わないため、あまり不都合は感じませんでした。
また、製氷皿がこまめに洗えるので、氷を作るときに安心できる、という利点もあります。
冷蔵室96L
冷蔵室は、高さが変えられる三段の棚があり、扉側にも三段のポケットがついています。卵ケースも付属していますが、取り外しは可能です。
扉側ポケット
扉側のポケットは、比較的高さがあり、醤油やだしの素などの中瓶も入るので、飲み物や調味料など思ったよりも収納できます。
こちらでは、買い物に車で行くのでどうしてもまとめ買いをすることも多くなり、冷蔵庫もある程度の広さが必要になるものの、東京ではまとめ買いすることはほとんどないので、このくらいの大きさで十分でした。
逆に、このサイズの冷蔵庫は、学生さんや一人暮らしで料理をほとんどしないという人にとっては、もしかしたら少し大きすぎるかもしれません。
無印良品の冷蔵庫は、今挙げたように、一人暮らしないしは二人で生活するのにもじゅうぶんなサイズであることに加え、運転音が静かということも、良かった点として挙げられます。
私のベッドは、リビングのソファベッドを使っているので、枕の位置が冷蔵庫のすぐ近くにありましたが、特に運転音が気になって眠れないといったことはありませんでした。
悪かった点・デメリット
無印良品の冷蔵庫のデメリットや注意点を挙げるとすれば、野菜室が狭い、ということでしょうか。
野菜を多く取りたい人にとっては、もう少し野菜室が広いほうが助かるかもしれません。
また、私自身腰痛持ちでもあり、(これは無印良品の冷蔵庫に限った話ではありませんが)頻繁に使う冷蔵の位置が下にあるので、食材を取り出す際にいちいち屈まなければならないのが結構大変です。
できれば冷凍庫と冷蔵庫が逆のほうが、高齢者などシニア層の方にとっては使いやすいかもしれません。
電子レンジ
詳細
容量 : 18L(庫内はフラット型)
サイズ : 幅47×奥行き35×高さ28.5cm
型番:MJーSER18A
良かった点・メリット
無印良品の電子レンジは、サイズが小さめであり、冷蔵庫の上に置くことができます。
レンジの機能はシンプルで、レンジ出力の強弱や、解凍・半解凍の選択、時間合わせ等のダイヤル操作など、非常に簡単です。
レンジ出力は、強が500W、弱が400Wと表示されます(ただし、強については、50Hzの東日本では500W、60Hzの西日本では600W)。
時間設定は、10分、1分、10秒、5秒の刻みであり、最長時間は30分(弱は60分)となっています。
我が家では、夫が一人のとき、冷凍しておいた食材を温めるのに使うことが多く、その他には、二人でも夕食の時間が揃えられないときに、ご飯やおかずの温め直しに利用しました。
ご飯の温めに要する時間は、冷蔵で1分20秒、冷凍の場合は2分30秒。また、お酒やコーヒーなども器によりますが、大抵50秒から1分30秒で仕上がります。
弱の400Wを使って、カレーなどの煮込み料理もできるようですが、カレーは鍋で作ってしまうので、シチューなど、ひとり分をゆっくり温めたいときに使っています。
電子レンジ 庫内
さらに、庫内はフラットなので掃除も楽で、お皿の出し入れもしやすくなっています。
電子レンジで手間のかかる料理はしない、最低限の機能として温めと解凍ができればじゅうぶん、と考えている人におすすめの家電です。
悪かった点・デメリット
無印良品の電子レンジで、強いて気になった部分を挙げるとすれば、運転音でしょうか。
温めで使うのは短時間のことが多いので基本的にはそこまで気にはなりませんが、運転音が多少大きいということは言えるかもしれません。
あとは、電子レンジにトースター機能が付いていないので、トースターは別途購入することにしました(後述)。
洗濯機
詳細
容量 : 5kg、ステンレス槽
サイズ : 幅52.5×奥行き50×高さ89cm
型番:MJ-W50A
良かった点・メリット
無印良品の洗濯機は、シンプルですが、機能自体は充実しています。
風乾燥機能も付いていたり、洗いからすすぎのセレクトや、おいそぎやおしゃれ着洗いなどの洗濯コースも7種類あり、操作も難しくありませんでした。
洗濯機に記憶機能がつき、前回運転したコースを自動的に記憶し、電源を押すとそのコースで洗濯するようになっています。
我が家で使う際は、通常の標準コースが多いので、その設定でスタート。洗濯物の量によって水量が表示されるので、水量に応じた洗剤を入れます。
洗剤は、一応、粉末洗剤の場合は直接洗濯槽に、液体洗剤の場合は洗剤投入口に、と説明書には書いてありますが、給水された水に混ぜ、液体洗剤を溶かし入れるようにして入れています。
糸くずフィルター 液体洗剤投入口
標準の洗濯で、洗いとすすぎ1回、脱水も含めると、洗濯にかかる所要時間は35分くらいです。
もっと念入りに洗いたい場合や、すすぎの回数を増やしたいときは、「自分流」コースにセットしておくと、記憶され、次回から「自分流」を選択するようです。
汚れ落ちも、大きな洗濯機と比べ遜色なく、糸くずフィルターも取り外しが簡単で、手入れも楽にできます。
柔軟剤投入口
柔軟剤投入口もあり、洗濯前に入れておくと、最終のすすぎの段階で投入されるようです。
悪かった点・デメリット
取付料が別途かかりましたが、洗濯機のホースがマンションの排水口のサイズと合わず、溢れる可能性があるとのこと。しかし、その調整はしてくれませんでした。
調整に必要な金具の説明だけしてくれたので、近くの電気屋さんに行って金具を購入し、自分でつけて使用。今のところ、水が溢れかえるような不具合は起きていません。
オーブントースター(一段・横型)
トースター
詳細
サイズ : 幅35.5×奥行き27.5×高さ19.3cm
型番 : MJ−OT0A
良かった点・メリット
無印良品のオーブントースターは、税込3990円と、値段が安いのが魅力でした。機能もデザインもシンプルで、操作も簡単、この価格で温度調整もできるトースターなので、お買い得です。
温度調節は、250W、500W、750W、1000Wの4段階。
トーストは、普通の食パンは二枚横に置くことができます。1000Wで、二枚で2分くらいです。
好みによって、時間や温度を変えて調節すると良いと思います。
トースト6枚切り 1000Wで2分の焼き上がり
トレイも付いているので、冷凍ピザや調理済みのフライなど、レンジでは硬くなったりべちゃっとしてしまうものの温めに適しています。
トレイを使うときは、アルミホイルを敷いて温めると、油がつかず、きれいに温めることができます。
悪かった点・デメリット
デメリットとすれば、無印良品で販売されている縦型(二段型)のトースターと比較し、我が家で購入した横型(一段型)は、庫内が狭く、食パンの枚数は横に二枚が限度だったことです。
一人暮らしなら問題ないと思いますが、もし二人暮らしで夫婦が両方ともパン食という場合は、縦型のほうがよいかもしれません。
また、デザインはシンプルなのですが、家電の白の色味が、ややクリームがかっているので、他の家電製品と微妙に違うのが、気になる人にとっては残念なポイントかもしれません。
色味に微妙に違いあり
電気ケトル
詳細
サイズ : 幅20.5×奥行き15.5×高さ19.5cm
容量 : 500ml
消費電力 : 1200W
重さ : 1.1kg(電源ベース含む)
湯沸し時間 : 500ml約3分30秒/150ml約1分20秒(23℃の水)
電源コード : 約1.4m
型番:MJ-EK5A
良かった点・メリット
無印良品の電気ケトルは、丸みを帯びたフォルムで、注ぎ口が水差しのようになっている、とてもおしゃれな外観で、部屋のインテリアにこだわっている人など、デザイン重視の場合、おすすめの家電アイテムです。
沸騰時間も、500mlで3分30秒と短時間なので、使い勝手もよいでしょう。
悪かった点・デメリット
デメリットとして、一人暮らしではじゅうぶんだと思いますが、お茶をよく飲むような家で、二人で使う場合などは、500mlは容量が少なく、500mlぴったりに入れると沸騰したとき、注ぎ口からお湯が漏れることもあります。
また、他のメーカーの容量が多く、もっと価格が低い商品があるのと比較すると、価格が高めになっていることも気になりました。
個人的に、この新生活で購入した無印の家電商品のなかで、買って少し後悔したかな、と言えるものは、電気ケトルくらいです。
まとめ
新生活を始めるにあたって、無印良品の家電、特にここで紹介した家電3点セットは、デザイン性、機能性、価格どれをとってもよかったです。
それぞれ、良い点と悪い点はありますが、家電に複雑な機能を求めていない人にとっては、シンプルで、その分操作も簡単、使いやすく、おすすめできる家電アイテムだと思います。
また、白で統一されたデザインは、他の家具やカーテンとも馴染みやすく、すっきりとした部屋作りができました。
以上、新生活を送る際に購入した、無印良品の家電3点セット──冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機──及び、トースター、電気ケトルのレビューでした。