山梨県富士川クラフトパーク(身延町)
富士川クラフトパーク 公園管理事務所・切り絵の森美術館常設展
「山梨県富士川クラフトパーク」は、1989年、南巨摩郡身延町に開園しました。
開園当初は、地域の地場産業の陶磁器やガラス工芸などを体験、販売する「富士川ふるさと工芸館」としてスタートしましたが、2010年「富士川・切り絵の森美術館」がオープン、「道の駅みのぶ」も併設され、富士川クラフトパークは、広大な敷地を利用したイベント広場や庭園、カヌー場などもある大規模公園としてリニューアルされました。
敷地はとにかく広く、東京ドーム11個分もあります。
この日は、平日で連休前だったのでそれほど人も多くなく、いっそう広く感じました(連休や長期休みの際はたくさんの親子連れで賑わいます)。
きれいな芝生が広がったイベント広場では、ボール遊びやバトミントン、フリスビーなどができ、子どもたちが靴を脱いで自由に飛び跳ねられる白いふわふわドームが設置してあります。
大人でも触ってみたくなるふわふわドームですが、残念ながら3〜12歳の子ども限定とのこと。
クラフトパークのなかではいたるところで四季の花々を楽しむことができ、特に2900株のバラが咲き誇るバラ園「香りのガーデン」は見事。
四季咲きのバラは手入れが行き届き、5月中旬くらいから11月初旬くらいまで次々と鑑賞することができます。
バラ園に囲まれたカジュアルフレンチレストラン「スヴニール」では、地元の食材を使った美味しいジビエ料理やお魚料理があり、またホットドッグなどのテイクアウトコーナーも充実しています。
クラフトパーク内では「富士川・切り絵の森美術館」という切り絵が専門の美術館もおすすめのスポット。ギャラリーが三棟あり、二つの常設展以外に、企画展のギャラリーも別棟に建てられています。
公園内には、美術館以外にも、遊具広場や大花壇、森の吊り橋を渡って行くサバイバルの森、カヌー場、バーベキュー場、ドッグランなど、親子や愛犬たちと一緒に楽しめる施設がいっぱいあり、一日中いても飽きることはありません。
また大花壇や大噴水などもあり、周囲の山々を背景にした借景のようで溢れるほどの自然ともよく調和しています。
遊歩道をゆっくり散策すると、美しい鳥たちの鳴き声も聞こえ、高台から眺める富士川の眺めも心地よく、思う存分癒しのひとときを過ごすことができます。
訪れた時はちょうどソメイヨシノの桜が散ったあとで、牡丹桜が見頃を迎えていました。
地元のお土産を購入できる「道の駅みのぶ」では、西島和紙の工房や切り絵、ガラスなどの工芸体験もできるので、親子で夏休みの思い出の一つに挑戦してみてはいかがでしょうか。
近くを通る中部横断自動車道が一部開通し、東京だけでなく静岡方面からもアクセスしやすくなりました。
山梨県富士川クラフトパーク[web]
住所:山梨県南巨摩郡身延町下山1597[地図をみる]
電話番号:0556−62−5545
開園時間:年中無休 施設によって利用時間が違います
駐車場:無料