山梨県立考古博物館
山梨県立考古博物館は1982(昭和57)年に、国の指定史跡「銚子塚古墳」「丸山塚古墳」の隣に開設されました。
周辺一帯は、「甲斐風土記の丘・曽根丘陵公園」として整備されており、博物館内で山梨の旧石器時代からの歴史を学び、外に出て数多くの古墳群を実際に観察することができる博物館です。
正面玄関のエントランスホールを抜けるとすぐに展示室受付があり、旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代と時代順に石器や土器などの史料が展示してあります。
展示室には、約3~4万年前の県内最古の石器をはじめ、国の重要文化財を含む貴重な縄文土器、博物館周辺の古墳群からの出土品、また奈良時代以降現在に至るまでの人々の生活をたどる様々な史料が展示されていてその数約1000点にも及びます。
特に、縄文時代のコーナーには、国の重要文化財に指定されている甲州市「殿林(とのばやし)遺跡」や笛吹市「一の沢遺跡」から出土した土器が並んでいます。
山梨県には数多くの縄文時代の遺跡があり、全国でも有数の縄文土器や土偶が出土しているため「縄文王国山梨」ともいわれています。
博物館の周辺には、4世紀後半に築かれたといわれている銚子塚古墳をはじめ丸山塚古墳、かんかん塚古墳などの古墳群があり、無料で自由に見学できるようになっています。
また、丘陵地帯の地形を生かし、大型遊具や展望広場、BBQ(要予約、月~月)、テニスコートなど大規模な複合公園に整備され、市民の憩いの場にもなっています。
公園内施設の「風土記の丘研修センター」では縄文土器づくりや火起こしなど各種体験教室も企画され、遊びながら歴史も学べるので、特に親子連れにおすすめです。
山梨県立博物館[web]
住所:山梨県甲府市下曽根町923
電話番号:055-266-3881
開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分)
休館日:毎週月曜日(祝日は翌日)、年末年始他
観覧料:〔常設展〕一般・大学生210円 小中高生無料
近くのカフェ
evam eva yamanashi
山梨県立考古博物館から車で8分程の所にある、隠れ家カフェレストランです。
ここは、アパレルブランドのevam evaが「衣食住を分かち合う地」として、ショップ、レストラン、ギャラリーを併設した空間です。
レストランでは食事の他に、茶房もあり、窓から見える竹林を眺めながらゆっくりとコーヒーを味わうことができます。
evam eva yamanashi[web]