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野沢温泉の外湯〜特徴、駐車場、おすすめの湯〜 / 長野

野沢温泉の外湯〜特徴、駐車場、おすすめの湯〜【長野】

長野県の野沢温泉村の近くにしばらく身内が住んでいたこともあり、野沢温泉に行くこともあったのですが、とてもよい温泉だったので、この記事では、野沢温泉の外湯そとゆのことを中心に、温泉の特徴や駐車場の情報、初めて行く際の注意点などをまとめたいと思います。

野沢温泉村とは

初冬の野沢温泉村

野沢温泉村は、長野県の北部に位置する飯山市の隣にある村で、村の人口は約3500人ほどです。

村のなかには電車が走っていないので、飯山駅から車やバスで約30分、山道を進んでいくと野沢温泉村に到着します。冬に行く際は、雪道に注意が必要です。

野沢温泉村の観光名所では、雪質のよさが評判のスキー場があり、ご飯のお供で定番の野沢菜漬けも有名です。

しかし、野沢温泉村でなんと言っても魅力的なのは、村の名前の冠にもなっている「温泉」です。

野沢温泉村 PR動画「30秒の旅」

野沢温泉のお湯の源泉は、温度が40℃〜90℃と、その熱さが特徴で、温泉から上がっても体が芯からぽかぽかと温まり、少しも湯冷めしません。

また、その熱さが天然の消毒になっていることや湯沢温泉村のこだわりから、加温や加水などはせず、塩素消毒もなしの天然100%の源泉掛け流しとなっています。

*加水は一部温度調節で行う場所もあるようなので、詳細は野沢温泉観光協会までお願いします。また野沢温泉村で「源泉掛け流し」を行なっている旅館は、源泉掛け流しの会会員一覧を参照。

肌にとても優しく「オーガニックな温泉」と称する人もいるほどの、まさに《美肌の湯》です。

下高井郡野沢温泉村の24の宿泊施設などが「野沢温泉源泉かけ流しの会」を結成し、26日、自然湧出の温泉を循環や加水などせずに提供する「源泉かけ流し宣言」をした。

(中略)

河野徳男会長(63)=大湯=は「野沢温泉の湯の良さをありのままに広め、本物志向の客を迎え入れていきたい」と話している。

出典 : 天然温泉の源泉かけ流し宣言 野沢温泉の24施設がPR

野沢温泉村で、さらっと日帰り入浴するなら、「麻釜おがま温泉公園 ふるさとの湯」という有名な源泉掛け流しの温泉があります(料金は500円)。

ふるさとの湯は、「内湯(あつ湯とぬる湯)」と「露天風呂」があり、洗い場にはシャワーやシャンプー、ボデイソープの備え付けがあります。

野沢温泉村で、気兼ねなく日帰り入浴を楽しみたいという方には、このふるさとの湯がおすすめです。

麻釜温泉公園 ふるさとの湯

画像 : ふるさとの湯の浴場写真(公式インスタグラムより)

画像 : ふるさとの湯の浴場写真(公式インスタグラムより)

ふるさとの湯は、温泉街のなかにあるので、施設に駐車場はありません。後述する「外湯」に行く際に使用する駐車場を利用して徒歩で向かいましょう。

ただし、障がい者用駐車場として施設の近くに2〜3台のスペースがあります。

また、有料駐車場の駐車券を提示すると、入浴料100円割り引きのサービスがあります。

施設の休館日は毎週木曜日(祝祭日の場合は翌日休館)で、営業時間は午前10時〜午後8時(入館は午後7時30分まで)となっています。

*最新の情報は、SNSや施設に直接ご確認をお願いします。

その他、日帰り入浴だけでなく、野沢温泉村に数多くある宿泊施設のなかには、自噴の温泉を持っている宿もあるので、ホテルや旅館、民宿などを利用し、宿泊しながら施設の内湯でのんびり過ごすのもよいでしょう。

一方で、より深く野沢温泉を知るためには、外湯そとゆの存在が欠かせません。

外湯とは、村の人々が日常使う共同浴場のことで、歴史も古く、源泉の混ざり具合で色々な泉質の温泉が楽しめるようになっています。

その上、地元の方々との交流もあり、野沢温泉村を深く体験するにはうってつけの場所です。

以下、13個の外湯のうち、初めての方におすすめの3つの外湯「熊の手洗湯」「大湯」「真湯」を中心に、野沢温泉村の外湯の歴史や魅力、駐車場、また初めての方のための注意点などを紹介したいと思います。

施設情報

野沢温泉村 外湯

住所 : 長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷

営業時間 : 5:00〜23:00(4月~11月)、6:00〜23:00(12月〜3月)

料金:無料(賽銭箱)

定休日:年中無休

電話番号(野沢温泉観光協会):0269−85−3155(受付時間:8:30〜17:30)

ホームページ : https://nozawakanko.jp/

外湯とは

天然記念物 麻釜おがま

野沢温泉村には、「外湯」と呼ばれる地域住民の方々に運営される13の共同浴場があり、どの温泉も天然かけ流しです。

外湯の入浴料金は、観光客でも「無料」で利用することができます。

外湯の歴史は古く、江戸時代から、それぞれの外湯の周辺住民で構成される「湯仲間ゆなかま」という制度によって運営され、村の人たちの共有財産として長年継承し、維持されてきました。

湯仲間の人々によって、それぞれの外湯の電気料や水道料の負担、また当番で毎日清掃がなされることから、お風呂は清潔に保たれています。

外湯は、住人の共有財産である共同浴場を、観光客含め多くの人々に開放している形であり、野沢温泉村の人々の懐の深さを感じさせます。

入浴料金は、基本的に無料とは言っても、外湯には賽銭箱が設置してあるので、管理費用を近隣住民の方が負担していることを考え、せめてもの心づけを入れてから入浴するというひとも多くいます。

一口に野沢温泉と言っても泉質や効能も様々で、微妙な源泉の混ざり具合でも違いがあり、細かく分類すれば30種類以上にもなります。

地元の方曰く、外湯のなかだけでも大まかに分けて5〜6種類の源泉の系統に分けられるそうです。

野沢温泉村の13の外湯の一覧は、以下の通りです。

大湯おおゆ河原かわはら湯、秋葉あきはの湯、朝釜あさがまの湯、上寺かみてら湯、熊の手洗くまのてあら湯、松葉まつばの湯、中尾なかおの湯、新田しんでんの湯、しん湯、たきの湯、横落よこちの湯、十王堂じゅうおうどうの湯

参照 : 野沢温泉観光協会 外湯一覧

読み方も独特で、魅惑的な温泉が並びます。

また、外湯のシンボルとも言われる「大湯おおゆ」には、薬師三尊がまつられ、その他、12の外湯にも、それぞれ大湯の薬師三尊を守る神将が祀られています。

大地からの天然の恵みに深く感謝し、手を合わせ、代々守り継いできた、この村に暮らす人々の信仰心が伺えます。

画像 : 野沢温泉村観光協会 外湯マップ

駐車場

野沢温泉村には、車で行くことも多いと思いますが、外湯には専用の駐車場がありません。

そのため、外湯めぐりをする場合は、外湯が集まっている地域から少し離れた駐車場に車を置き、徒歩でめぐるのが基本となります。

画像 : 野沢温泉観光協会

上の地図にある通り、温泉の外湯(赤い温泉マーク)の中心部ではなく、周辺に主な4つの駐車場があります(※いずれも冬季は有料となります)。

  1. 中尾駐車場(無料で広いが、距離、坂道あり)
  2. 横落駐車場(無料で近いが、坂道あり)
  3. 新田駐車場(立体は、有料だが割安で近い)
  4. 中央ターミナル(夏で近場ならおすすめ、ただし有料)

冬のスキーシーズンは混んでいるので、シーズン以外で、有料でもよければ「中央ターミナル」が一番近く、おすすめの駐車場です。

無料の場合は、坂道が多少大変ですが「横落駐車場」がおすすめです。

以下、それぞれの普通車の収容台数、トイレの有無、料金、外湯の中心地である大湯までのおおよその所要時間を比較します。

無料(冬季は有料となります)

中尾駐車場
収容台数 普通車170台
料金 普通車(日帰りは無料 一泊二日1500円 一泊増す毎に500円増)、大型車(3時間以内700円 日帰り2000円 一泊二日3500円一泊ます毎に1500円増)※夏季は普通車、大型車ともに無料
トイレ あり
大湯までの距離 徒歩約25分(1.6㎞)

中尾駐車場

県道38号線(飯山野沢温泉線)を上っていくと、最初に目につくのが、この中尾駐車場です。

中尾駐車場は、収容台数も多く、駐車場はかなり広く、日帰りの場合、利用料金は年間を通じて無料です。

ただし、温泉街の中心まではかなりの距離があり、坂道なので歩くのが大変かもしれません。

中尾駐車場から一番近い外湯は中尾の湯で、徒歩約10分で行くことができます。

横落駐車場
収容台数 普通車93台
料金 普通車 無料 ただし冬季(12/27〜3/31)は日帰り500円
一泊二日1500円 一泊増す毎に500円増
トイレ なし
大湯までの距離 徒歩約10分(約650m)

横落駐車場

横落よこち駐車場は、中尾駐車場をさらに上り、温泉街に入って「横落の交差点」(横落の湯の角)を左折し、下って行くと見えてくる野沢観光タクシー会社の先、右手にあります。

冬場、スキーのトップシーズン以外は無料で駐車できますが、シーズンに入ると有料になります。

駐車場内は、舗装されていません。また大湯まで、距離としてはそれほど遠くはないものの、急な坂道を上っていかなければならないので、年配者には少し大変かもしれません。

さらに、冬場は凍結の心配があるので、転倒しないよう注意が必要です。

横落駐車場から一番近い外湯は横落の湯で、徒歩約4分で行くことができます。


有料

新田駐車場(普通車のみ)

屋外

収容台数 普通車40台
料金 日帰り500円
トイレ あり
大湯までの距離 徒歩約10分(約700m)

立体駐車場

収容台数 普通車50台
料金 1時間100円 12時間を超えると2時間につき100円
トイレ あり
大湯までの距離 徒歩約10分(約700m)

新田駐車場は、中尾駐車場をもう少し先に行くと、左手に見えてきます。

屋外と立体の二つの駐車場がありますが、特に立体駐車場は屋根付きなので、冬季は車に雪が積もる心配がありません。

また、利用料金も、有料とは言え比較的リーズナブルで、それほど坂道を上ることなく大湯まで行けるので、観光案内所でもおすすめの駐車場として紹介しています。

ただし、立体駐車場に置く場合は、高さ制限(2.2m)があるので注意しましょう。

新田駐車場から一番近い外湯は新田の湯で、徒歩約1分で行くことができます。

中央ターミナル(7:30〜18:30)
収容台数 普通車5〜6台
料金 普通車 日帰り500円 夏季のみ一泊二日1500円、中型車 日帰り1000円 夏季のみ一泊二日3000円
トイレ あり
大湯までの距離 徒歩約7分(約450m)

中央ターミナル

中央ターミナルは、温泉街の入り口にあり、路線バスのターミナルになっています。

大湯には一番近い駐車場ですが、収容台数が少なく、スキーシーズンには観光バスのターミナルとしても混雑するので、冬季は駐車場としては利用できない場合もあります。

色々な外湯にアクセスが良く、特に一番近いのは信号を挟んで向かい側の横落の湯になります。

初観光でおすすめの三つの外湯

それでは、野沢温泉村にある13の外湯のうち、どの温泉が初めてでも一番入りやすい温泉でしょう。

村の観光協会や地元の方に伺った、初心者でも入りやすいおすすめの外湯は、「熊の手洗湯」、または「真湯しんゆ」です。

熊の手洗湯は、もともと温度が40℃位と比較的ぬるいこともあり、また、真湯も55℃ですが、最近地質の変化なのか、若干低めのときもあるそうです。

この温度的にも入りやすい2つの外湯に加え、野沢温泉のシンボルとも言われる「大湯おおゆ」の3か所を、おすすめの外湯として紹介したいと思います。

熊の手洗湯

熊の手洗湯

泉質 含石膏・食塩・硫黄
温度 40.2度
効能 火傷、切り傷

熊の手洗湯は、その名の通り、熊が怪我をした手を癒していた、という言い伝えに由来する温泉です。

この温泉に、長野県内から30分ほどかけ、ほとんど毎日通ってくるという70代の女性は、熊の手洗湯の大ファンとのことで、「外湯が13個あっても、やっぱり一押しはここね」とにっこり。

ご夫婦で何十年も通い続けているそうで、ご主人が怪我をしたときも、せっせと外湯に通って治したと言います。「お肌にもすごくいいのよ」と語るその方は、確かに皺もなくすべすべのお肌。

温泉内は、ぬる湯とあつ湯になっていますが、特にぬる湯は初心者には適温で、この温泉で慣らしていくとよいでしょう。

小さな男の子を連れて入っているお母さんもいましたが、子どもでも我慢できる温度だと思います。

お土産として、温泉水を化粧水として購入することができます。

>>熊の手洗湯の画像


大湯

大湯

泉質 単純硫黄泉
温度 66.4℃
効能 胃腸病、リウマチ、婦人病、中風

大湯は、外湯の中心的な温泉で、温泉街の中心部に位置しています。こじんまりとしてはいますが、建物もシンボルと言うにふさわしい風格です。

温泉のなかは「あつ湯」と「ぬる湯」になっていますが、ぬる湯とはいっても全くぬるくはありません。

大湯の湯仲間のひとりだと言う地元のおばあちゃん曰く、「水道を出してやるから、水を抱きながら入りなさい」。こうすることで徐々に熱さに慣れていきます。

また、「気持ちよくても、長湯しちゃあいかんよ。あまり長く浸かっていると、ぶっ倒れるからね」と助言を頂きました。「熱くなってきたかなあと思ったところで、一旦湯船から体を全部出す。しばらく体を冷やして、冷えたなあと思ったところでまた入る。これを3回ほど繰り返すんだよ」

この方法が、野沢温泉の外湯の基本的な入浴法なのかもしれません。

大湯は高温で、体の芯から温まり、後から後からぽかぽかし、体もずいぶんと楽になります。

明日はここの掃除なんだわ、と着替えながら話すおばあちゃん。こうした地元の方とのささやかな交流も外湯の魅力です。

>>大湯の画像


真湯

真湯

泉質 含芒硝-石膏・硫黄泉
温度 55.1℃
効能 痔核、糖尿病、リウマチ

真湯は、温泉街から少し離れたところにあり、道に迷うかもしれません。

真湯のお風呂が白く濁ったような翡翠ひすい色の色味や、硫黄の温泉独特の卵のような香りが特徴です。

湯船のなかに見える黒いものは「湯の花」と言い、温泉の不溶性成分が析出・沈殿したものです。

浴室には、野の花が飾ってあります。真湯の湯仲間の人が生けてくれているのでしょうか。

居心地のよい空間で長湯したくなりますが、長湯は禁物。適度なタイミングで上がりましょう。

冷え性の方でもすっかり温まり、重苦しかった肩や腰のあたりも軽く、帰りは足取りまで軽くなって坂道を歩くことができるのではないでしょうか。

>>真湯の画像

外湯での注意点、マナー

次に、初めて外湯めぐりをする方の参考に、外湯に入る際の注意点やマナーなどを紹介したいと思います。

注意点

外湯は地元の人の生活の場

最初に心得ておきたいことは、野沢温泉の外湯は、あくまでも地元の人が日常使っている共同浴場だということです。

地元の人のお家にお邪魔してお風呂を貸していただく、というイメージに近いかもしれません。

外湯に駐車場はない

先ほども触れたように、外湯には駐車場がありません。車で行く場合は、有料、無料含めたどこかの駐車場に停め、徒歩でめぐるのが基本となります。

夏季は無料でも、冬季は有料になる駐車場もあるので、観光案内所や観光協会で確認してから行くのがよいでしょう。

野沢温泉村観光協会 0269-85-3155 <8:30~17:30>

特に雪が降ると、外湯まで足元が悪い場所があります。

一番行きやすい駐車場は、有料の「新田駐車場」のようですが、混雑具合もあるので事前に案内所で確認するのがよいかもしれません。

野沢温泉観光協会 公式ホームページ〔web

滑らない靴を

温泉街は道路が狭く坂道も多いので、夏季ならスニーカー、冬季は雪や凍結でも転倒しないよう滑り止めのあるブーツや靴がよいでしょう。

特に日陰は、雪が積もっていなくても凍結に注意が必要です。

脱衣所、トイレ、ロッカー

脱衣所はとても狭く、お風呂場と一緒になっている外湯が多いこと。またトイレや大きなロッカーはありません。

野沢温泉村の村内に二か所ある観光案内所で温泉マップをもらい、地図で確認しながら、事前に公衆トイレを利用するとよいでしょう。

また、ロッカーは100円入れたあとで戻る仕組みのもので、小さな財布と携帯電話が入るくらいの大きさです。

あまり大きな貴重品は持ち込まない方がよいかもしれません。

石鹸などはなし、タオルは持参

外湯では、ボディソープやシャンプーなどは設置してありません。タオルも持参しましょう。

また、浴室内に洗面器はありますが、椅子がなく、洗い場も狭いので、体を洗う場合は床に座って行います。

温度はどこも高め

外湯はどこも温度が高く、そのなかでも入りやすい温度の外湯は「熊の手洗湯くまのてあらゆ」です。

他の外湯の場合は、かなりの熱さを覚悟し、どうしても無理な場合は周りの人にお断りをし、少し水で薄めましょう(入れすぎに注意)。

長湯は禁物

慣れてくるとついつい気持ちがいいので、肩まで浸かって長湯したくなりますが、長湯は禁物です。

地元の方曰く、高温なので長く浸かってのぼせて倒れてしまう人もいるとのこと。

温まったら洗い場に出て体を冷やし、冷えてきたらまた入る、というようにメリハリをつけましょう。

よく、足だけお風呂に入れ、上半身を冷やしている人がいるようですが、体は完全に出して冷やしたほうがよいと言います。


マナー

次に、「タオルを湯船に入れない」「お酒を飲んで入浴しない」といった一般の温泉マナーだけでなく、野沢温泉村の外湯ならではのマナーを書きたいと思います。

あいさつをすること

普段、温泉に入るとき、先に入浴している人に挨拶をすることはあまりないと言うひともいるかもしれません。

しかし、外湯はそれほど大きなお風呂ではなく、また地元の方のお風呂にお邪魔をするので、先客がいたらあいさつをしましょう。

タイミングを見て、「地元の方ですか」と声をかけると、この温泉の効能や野沢温泉の入り方など丁寧に色々教えてくださることもあります。

水を入れるときの注意点

先ほど初心者には「熊の手洗湯」がおすすめと書きましたが、それでも、他の温泉地に比べれば熱いほうだと思います。

まして、他の外湯は場合によってはやけどしそうなくらいの熱さです。

熱すぎてどうしても入れない、というときは他の人に了解してもらい、水を入れて薄めることもできます。

声もかけず、いきなり黙って水を出すと温泉の成分が薄まるのを嫌がる人もいるかもしれません。

こちらから丁寧にお願いすれば、地元の人も承知しているので、絶対駄目とは言わないはずです。

ただし、出しっ放しは禁物。水を薄めて入り、熱さに慣れてきたら止めましょう。

深夜の入浴は禁止

外湯の利用時間は、4月〜11月は5時〜23時、12月〜3月は6時〜23時と決まっています。

深夜の入浴はできません。

野沢温泉村

以上の注意点やマナーを守れば、野沢温泉村ではとても素晴らしい温泉体験ができること請け合いです。

近くの観光スポット

天然記念物 麻釜熱湯湧泉

源泉のひとつ麻釜の茹で釜

麻釜温泉公園ふるさとの湯を少し上った先にある、「天然記念物 麻釜おがま熱湯湧泉」は、100℃近い熱湯が湧き上がるのを間近に見られる珍しい観光スポットです。

大釜、丸釜、茹で釜、竹のし釜、下釜という五つの湯だまりでぷくぷくと湧き上がってくる様に、野沢温泉が“生きている温泉”であることを実感できます。

麻釜は、観光客が立ち入ることはできませんが、村の人々が野沢菜を洗ったり、卵を茹でたりする様子を、外から見学することが可能です。

また、13の外湯をはじめ、野沢温泉村のなかには27か所の名所旧跡があります。

それぞれに集印所があり、その印を集めてまわるスタンプラリーも観光客に人気です。


野沢温泉村集印めぐり【動画】

観光案内所か、お土産屋さんで販売している集印帳(420円)に、10個以上の集印をすると、野沢温泉オリジナルの芸術家岡本太郎の「湯タオル」がもらえます。

>>野沢温泉村と岡本太郎の関わりとは?

スキー利用客向け駐車場

画像 : 野沢温泉スキー場

ちなみに、野沢温泉村は、良質な雪が魅力のスキー場として欧米の外国人などにも人気のスポットです。

車で訪れるスキー客のために、一般駐車場の他、ゲレンデ近くに専用の3つの駐車場があります。

野沢温泉スキー場[web]


第一駐車場(長坂)日帰り専用 夏季は閉鎖

区分 平日・初滑り・春山 土・日・祝祭日・年末年始
普通車 無料 1000円
中型車 無料 2000円
大型車 無料 3000円

収容台数500台、更衣室・トイレあり


第二駐車場(柄沢)

区分 日帰り 一泊二日(一泊増す毎)
普通車 無料 1500円(500円増)
中型車 無料 2000円(500円増)

収容台数220台、更衣室・トイレあり

第三駐車場(南原)第一・第二が満車になり次第オープン

区分 日帰り 一泊二日(一泊増す毎)
普通車 無料 1500円(500円増)
中型車 無料 2000円(500円増)
大型車 無料 3500円(1500円増)

収容台数400台、更衣室、トイレあり

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なえ
山梨生まれ山梨育ちのおばちゃん(おばあちゃん)。セカンドライフ。地元山梨の色々な場所を巡りながら、美術館の感想やおすすめの情報、雑学などをブログに書いていきたいと思います。